シーラスSRシリーズの2020年モデルが発表されました!
今回のブログでは、その詳細をご紹介したいと思います。
Cirrus IQ とCirrus Aircraftアプリの導入
Cirrus IQは、新開発されたiPhone用の「Cirrus Aircraftアプリ」を介して航空機とパイロット間のリモート通信を可能にする新機能です。 Cirrus Aircraftアプリを操作することで、燃料や酸素の残量、バッテリーの状態、航空機の位置、飛行時間などの情報にリモートでアクセスできます。これにより、航空機の管理やフライト前の準備が容易になりました。
Cirrus Perspective + のアップグレード
シーラスSRシリーズは、ガーミン社のG1000 NXiを改良した「Cirrus Perspective +」という独自のコックピットシステムを採用しています。そのシステムのアップグレードにより、利便性と安全性がさらに向上しました。
■MFDの分割表示
MFDに、アプローチチャート、マップ、フライトプランなどを2つ同時に表示できるようになりました。
■周波数設定の簡略化
ウェイポイントページから無線周波数を選択し、ボタンを1回押すだけで、簡単に周波数を設定できます。
■最適な燃料流量目標を表示
SR20とSR22Tの燃料ゲージに、最も燃費が良くなる燃料流量の目標が表示されるようになりました。SR22には、ベストパワーとベストエコノミー両方の目標が表示されます。
■地表からの高度の表示
600ft以上の高度を飛行している際、PDFとMFDに、GPSによって計測された地表からの高度(GPS Altitude AGL)を表示します。
■パイロットアラートの追加
状況認識を高めるために、いくつかのアラートが追加されました。
例えば、離陸時に機体が600ft AGLに達すると、「600」という音声が流れます。これにより、CAPS(緊急用パラシュート)が有効になる最低高度に到達したことがわかります。
また、フラップが正しい位置にない場合や、オートパイロットが一定時間HDGモードやROLモードから変更されない場合にも、パイロットに警告を発する機能が追加されました。
■安定したアプローチのサポート
計器飛行による進入時、機体が進入経路から大きく逸脱したり、適切なフラップ設定がされていない場合、文字と音声で警告を発します。
デザインの刷新
2020年モデルから、外装と内装のデザインが新しくなりました。オーロラパープル、ハイランドグリーンなど、スーパーカーにインスパイアされた新色も追加されています。
また、翼端のスペクトラ・ウィングチップの明るさが向上するほか、SR22Tのオプション装備としてハーツェル社の4枚ブレード・複合材製プロペラが追加されます。
「CARBON」仕様(オプション) | ||
「PLATINUM」仕様(オプション) |
以上が、SRシリーズ2020年モデルの主な変更点です。
Cirrus IQをはじめとする画期的な新機能が追加された2020年モデルは、今月からデリバリーを開始します。
日本においては、弊社が代理店として、予約を受け付けています。お気軽にお問い合わせください。