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部品のフロー

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部品のフロー

こんにちは。JGAS Aero Partsです。

前回のブログ『部品のライフプロセス』では、「非循環部品」と「循環部品」についてお話ししましたね。

今回は、部品の流れについてお話しようと思います。


1. 発注

多くの部品は、最初から日本国内にあるわけではありません。航空機製造メーカーや、ベンダー、パーツサプライヤーといった部品供給者へ発注をします。

ちなみに、JGAS Aero Partsはどこにでも発注ができるわけではありません。社内規定で定められたプロセスを経て、弊社の購入先として認定された業者にしか発注ができないような仕組みになっています。

購入先として認定するためには、相手がPAH(Production Approved Holder)なのか? FAA AC00-56に基づいて認定されているのか? FAAかEASAのRepair Stationか?など調査を行います。

品質管理体制や施設・設備の状況等をクリアして初めてJGAS Aero Partsの認定購入先として登録をされ、発注ができるようになります。


2. 領収検査

部品が入庫しても、すぐにお客さまに発送できるわけではありません。

これまた、JGASの社内規定に定められた領収検査を実施し、それに合格しなければ入荷処置を行うことができないのです。

「領収検査」を簡単に説明すると・・・

弊社に到着時の梱包箱は損傷を受けていないか?
発注内容と納品書および部品現品に相違がないか?
8130-3等の品質保証書の内容に間違いはないか?
部品の外観点検で異常はないか?

などなどを、社内の規程で認定された領収検査員が確認し、合格を出して初めてJGAS Aero Partsの在庫となり、お客さまへ出荷が可能となります。

ちなみに、私も領収検査員として仕事をしていますが、JGASの領収検査員になるために素晴らしく勉強させられました。今でも勉強しています。

最初の3ヶ月、先輩と一緒に領収検査をしながら「航空機部品とは?品質保証書とは?」を肌で学び、”青本”と呼ばれる整備士向けの教科書で航空機に関する様々なことを勉強し、グリーンブックで基本部品を学び、航空法で法律を勉強し、サーキュラーで更に細かいところを勉強し・・・社内審査では先輩から1日中質問を受け・・・果てしない道です。

話を元に戻しましょう。

そういうハードルをくぐり抜けた部品たちは、お客さまから発注を頂くとすぐに梱包され発送されて行きます。


3. 航空機への取り付け

JGAS Aero Partsから出荷された部品は、お客さまの元で改めて領収検査が行われて航空機に取り付けられます。

都内上空を飛んでるヘリコプターや飛行機を見かけると、「あ、自分が発送した部品が空を飛んでるのかな?」と親心にも似た気持ちになります。


4. 航空機からの取り卸し

時間で管理される部品は、限界時間に到達した段階で役目を終えて航空機から取り卸されます。取り卸された部品は、前回お話しした「非循環部品」と「循環部品」によって分けられていきます。

「非循環部品」は廃棄されてしまいます。

「循環部品」で修理可能な部品は修理工場へと向かい、修理され再び新品同様に整備されて航空機に装備される日を待ちます。

「循環部品」で修理が不可能になってしまった部品に関しては「非循環部品」同様に廃棄になってしまいます。こういう部品が博物館や空の日などでジャンク品として売られたりもしています。


このような流れで航空機部品が動いていくのです。

そんなこんなで、JGAS Aero Partsは品質・価格を含めてどこにも負けない部品屋を目指し日々精進しています。

今後とも宜しくお願い致します。

航空機部品の流れ


航空機部品販売のJGAS Aero Parts

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