
もう5月も終わってしまいますね。5月はゴールデンウィークがあり、Red Bull Air Raceが開催されたりとイベント盛りだくさんだったように思います。
JGAS Aero Partsは5月病になるヒマもなく、元気に稼働しております。
毎日のように数多くの入荷を処理しているJGAS Aero Partsの領収検査グループは、日々いろんな部品の領収検査を実施しています。
今日は、入荷するたびに領収検査員が大変な思いをする“ある物”の領収検査をご紹介します。この部品の領収検査が大好きです!っていう人がいたら、是非、弊社まで履歴書をお送りください(笑)
さて、その部品の名前は・・・「コッターピン」です。
コッターピンとは、これです。
整備士の方は、馴染みの深いものではないでしょうか?
コッターピンって何?っていう方のために、簡単に使用方法をご紹介します。
この図は、グリーンブックから抜粋させて頂きました。締めたナットの回り止めが主な使用方法となっており、材質は一般的に炭素鋼と耐食鋼の2種類があります。
で、何が大変かと言いますと、その数の多さ!
通常1袋に100個が封入されており、弊社が入荷する際には、1つのパーツナンバーのコッターピンが1回で1000個から2000個という途方もない数が入ってくるんです。
それを1袋開けては100個数え・・・1袋開けては100個数え・・・を繰り返します。
“数が合っているか”だけではなく、“不良品が含まれていないか”を確認するのも領収検査の重要な仕事です。不良品なんてあるの?と思われがちですが、あるんです。
今回の領収検査で不合格となった、残念なコッターピンを参考までにご紹介します。
コッターピンの「アイ」のところが、捻じれています。。。
これも。。。
これも。。。
このコッターピンは、片方の「プロング」がちょっと膨らんでいます。
この子は、曲がっています。
このコッターピンについては、整備士の皆様に「結局、使うときはプライヤーで曲げて端は切ってしまうから、使えるんじゃない?」と言われるかもしれませんが、JGAS Aero Partsはお客さまに出荷する以上、使えそうなコッターピンも正規形状から外れている場合は不合格にするしかないのです。
今回入荷したコッターピンは、今ご紹介した5個が不合格となり廃棄されました。
不良品の写真はサプライヤーの品質管理を行っている部署にメールで送信し、対策を立ててもらいます。
JGAS Aero Partsは、お客さまへお届けする部品の高い品質を維持するため、日夜努力を続けています。