
みなさん、こんにちは。
飛行機に乗ったり、山に登ったときに「丸い虹」が出現する現象をご存知ですか!?
先日、CIRRUSの後席に乗った際に偶然写真に撮りましたのでご紹介したいと思います。
飛行機の影の周りに丸い虹。
これは、「ブロッケン現象」と呼ばれるものです。
今でこそ「ブロッケン現象」と呼んでいますが、その昔は「来迎(ライゴウ)」や「御光(ゴコウ)」と呼ばれ日本では信仰の象徴だったそうです。
日本のみならず、世界中の文献でブロッケン現象が描かれているそうですね。
後ろから差し込んだ光が人物の影を雲に作り、その影の周りに丸い虹が出来たら・・・
今でこそ、この自然現象のメカニズムが解明されていますが、その昔はビックリしたに違いありません。
虹が比較的大きな水滴による太陽光の屈折によって生ずるのに対し、ブロッケン現象は小さな水滴による回折が起こしているそうです。
これから年末の帰省シーズン。
帰省や旅行で飛行機に乗られる方がいらっしゃいましたら、ぜひ窓側で「ブロッケン現象」の目撃者となってみてはいかがでしょうか?