
FAAの型式証明取得が間近に迫った、シーラス社が開発中の小型単発ジェット機「Vision SF50」の最新状況をお伝えします!
前回のブログでは、防氷や与圧機能、機体の構造試験などの認定試験を完了したことをお伝えしました。
そして、Vision SF50の開発に当たって最大のイベントといっても過言ではない、緊急用パラシュートシステム「CAPS」の試験が、いよいよ最終段階に向けて大きく動き出しました!
「DDT (Developmental Drop Test)プログラム」の第一段階として、Vision SF50の実寸大かつ同じ重量の精巧な模型を使い、CAPSを開傘する試験が実施されたのです!
今回は模型ということで、機体をヘリコプターで吊り上げて上空から落とし、リモートでCAPSを開傘させる形で試験が行われました。
この試験によって、実際にパイロットが搭乗してCAPSを開傘するDDTプログラムの最終段階まで、大きく前進したことになります。現在、試験機「C1」が、CAPSを搭載して実際にパラシュートを開傘する試験機に抜擢され、準備を進めています。
CAPSの試験が完了次第、Vision SF50はFAAの型式証明を取得する予定です。シーラス社の基本的な理念である「安全な飛行機」「安全なパイロット」「安全な空」を実現する新たな製品ラインが稼働するのはもうすぐですね!
Vision SF50の開発もいよいよ大詰めです。最新情報が入り次第、こちらのブログでご報告させていただきますので、ご期待ください!