
テクナム社は、イタリア空軍に、P2006Tを訓練機に採用した統合訓練システム(Integrated Training System, ITS)を提供することを発表しました。
テクナム社が提供するのは機体だけではありません。フライトシミュレーター、訓練教官、技術者、3年間・合計3600時間にわたる保守点検などを、テクナム社が一手に引き受けます。
P2006Tには、軍の厳しい要件に適合するように、わずかな設計変更が加えられます。
EASA CS-23に基づく認証が得られ次第、3機のP2006Tが、軍事識別標を付けてイタリアの空を飛ぶ予定です。
先日、我々がセールスミーティングのためにテクナム本社を訪れていたとき、ちょうどイタリア空軍トップの方が工場の視察に来ていました。整備の訓練コースは既に始まっているそうです。お披露目される日が待ち遠しいですね!
テクナム社のP2006Tは、自家用機、訓練機、航空測量機、果ては哨戒機やNASAの実験機まで、非常に多用途に亘って活躍できることが魅力の機体です。
訓練機としては、運航コストが安く、操縦感覚も素直なため、ヨーロッパを中心とする世界中の訓練学校で多数採用されています。
まもなく日本の型式証明を取得予定のP2006T日本第一号機は、弊社の鹿児島フライトトレーニングセンターの訓練機として導入されます。
今夏デリバリー予定のP2006T、日本に来た暁にはぜひご注目ください!