
航空機セールスチームは、先週、ドイツで開催されたジェネラルアビエーション業界のトレードショーに行ってまいりました。
弊社、「株式会社Japan General Aviation Service」の社名にも入っている「ジェネラルアビエーション」とは、民間航空のうち、定期航空運送事業(エアライン)以外のあらゆる航空活動の総称です。
たとえば、グライダーなどのスカイスポーツ、自家用機やビジネスジェットの運航、航空測量、遊覧飛行といった、多岐にわたる活動がジェネラルアビエーションに含まれています。
今回我々が足を運んだ「エアロ・フリードリヒスハーフェン」は、今年で25周年を迎える、世界でも有数の規模を誇るトレードショーです。35カ国から600社以上の出展者が集い、来場者は3万人を上回るそうです。
このトレードショーを訪れた一番の目的は、弊社が日本総代理店を務めるイタリアの航空機メーカー「テクナム社」の関係者とのミーティングです。
昨年と一昨年は、ナポリ郊外にあるテクナム本社の近くで大規模な国際セールスミーティングが開催されていましたが、今年は、トレードショーを訪れるいい機会になるということで、ちょうど同時期に開催される「エアロ・フリードリヒスハーフェン」の会場に集うことになりました。
テクナム社のブースには、弊社が日本の型式証明取得の手続きを進めている小型双発機「P2006T」が展示されていました。
軽量で力学的に優れた機体のおかげで、燃料消費量を単発機並み(左右のエンジンを合わせて約10gal/h)に抑えることができるのが大きな特徴です。
自家用機、操縦訓練機のほか、航空測量機やパトロール機、果てはNASAの実験機としても活躍している、非常にユニークな機体です。先月、200機目のデリバリーを達成しました。
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テクナムP2006T |
また、現在開発中の「P2012 トラベラー」も展示されていました。
最大11席の高翼双発機で、旅客/貨物輸送のほか、航空測量などの用途での需要も見越しています。開発にあたっては、アメリカのリージョナル路線や島間路線で多数の小型機を運航するケープエアーが協力しており、運航者のニーズに合った航空機の開発が期待されています。
「P2012 トラベラー」の最新情報については、近日中にこちらのブログで詳しくお伝えしますので、ご期待ください!
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テクナムP2012”トラベラー” |
テクナム社のブースを離れると・・・
弊社が日本総代理店を務めるシーラス社も、勿論出展していました。
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シーラス VisionSF50、通称Vision Jetのモックアップ |
ほかにも様々な展示がありました。
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Honda Jet |
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曲技飛行・競技飛行用の飛行機でおなじみのエクストラ社 |
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ドローンを扱うブースも沢山ありました |
今回のドイツ出張は、テクナム社の関係者とのミーティングが主目的でしたが、大規模なジェネラルアビエーションのトレードショーを訪れることができて、思いがけない収穫を得られました!
今後とも業界内に広くアンテナを張って、日本のジェネラルアビエーションの発展のためにできることを探して参ります!