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レッドブル・エアレース第7戦

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レッドブル・エアレース第7戦

レッドブル・エアレース第7戦が、現地時間の9月16日・17日、ドイツの「ユーロスピードウェイ・ラウジッツ」で開催されました!

レッドブル・エアレースとは、国際航空連盟(FAI)公認の飛行機レース世界選手権です。レース仕様のプロペラ機に乗ったパイロット達が、超低空でスピードを競う大迫力の航空レースで、「世界最速のモータースポーツ」「空のF1」とも呼ばれます。

2017シーズンは世界各地8ヶ所でレースが行われます。各レースごとに順位に応じたポイントが与えられ、シーズンを通じて最多ポイントを獲得したパイロットが総合優勝者「Red Bull Air Race World Champion」となります。

日本人パイロットの室屋義秀選手は、千葉で開催された第3戦とブダペストで開催された第4戦で連続優勝を果たし、一時は総合ランキング首位に立っていましたが、カザンの第5戦、ポルトの第6戦は不本意な結果に終わり、4位まで順位を落としてしまいました。ただ、総合優勝への望みはまだ大いにあります!

そして、当ブログで度々ご紹介していますが、弊社が代理店を務めるアメリカの航空機メーカー「シーラス・エアクラフト社」がスポンサーになっているマイケル・グーリアン選手。積極的に攻める姿勢が身上のグーリアン選手は、ペナルティを与えられることが多く、思うような結果を残せないフライトが多くなっていますが、カザンで開催された第5戦では、3位でフィニッシュして念願の表彰台に上がっています。

シーズンも佳境に入りましたが、まだまだ王座の行方はわかりません!


第7戦の舞台になったのは、ドイツのブランデンブルク州南部にあるサーキット「ユーロスピードウェイ・ラウジッツ」(旧称ラウジッツリンク)です。このサーキットの特徴である全長3.2kmの三角形のオーバルトラックの上で熱いレースが繰り広げられます。

スピードウェイでは、レーストラックが非常にコンパクトになるので、より精密なコントロールが要求されます。


予選では、オーストラリアのマット・ホール選手が接戦を制して首位通過を決めました。実はこの日がホール選手の誕生日。幸先のいい滑り出しです!

フリープラクティスから好調だった室屋選手は3位通過。パーフェクトではなかった、と納得のいかない様子のグーリアン選手は8位通過でした。


Round of 14(本戦 第1レース)で、室屋選手は、フランスのフランソワ・ルボット選手と対戦!

ミスなくフライトを終えて0:52.048のタイムを記録し、Round of 8(本戦 第2レース)進出を決めました。最速はチェコのマルティン・ソンカ選手の0:50.617だったため、さほど速いタイムではありませんでしたが、次のレースに駒を進めることが肝心です。

一方、グーリアン選手は、カナダのピート・マクロード選手と対戦!

先にスタートしたグーリアン選手は、マクロード選手にプレッシャーをかけようと攻めすぎるあまり、ゲート通過時の高度が低すぎて2秒のペナルティを与えられてしまいます。ゲートを通過して上昇に転じる際の引き起こしが早すぎて、さらに2秒のペナルティ・・・。

ペナルティが加算される前のタイムは全パイロットの中で最速でしたが、グーリアン選手の身上であるアグレッシブな姿勢が仇となってしまいました。

結果的に最下位に終わってしまいましたが、できる限りハードにフライトすることを常に心がけているグーリアン選手は、後悔はしていません。次戦インディアナポリスでも攻めの姿勢を変えずに挑んでいくそうです。


続くRound of 8(本戦 第2レース)で、室屋選手はアメリカのカービー・チャンブリス選手と対戦!

0:50.772の好タイムで難なく下し、見事Final 4へと駒を進めました。

Round of 14に引き続き、ここでも最速を記録したのはマルティン・ソンカ選手。Round of 8のタイムを上回る0:50.596で、Final 4進出を決めました。


そして迎えたFinal 4・・・

室屋選手は2番手で登場すると、先にフライトを終えたマット・ホール選手の0:50.846を上回る0:50.451でフィニッシュ!暫定首位に立ちます!

続くフアン・ベラルデ選手は、エアゲートを通過する姿勢が不正で2秒のペナルティを与えられ、0:53.680。

最後にフライトをしたのは、室屋選手とワールドチャンピオンの座を争うライバル的存在、マルティン・ソンカ選手。Round of 14、Round of 8で最速タイムを記録しているため、注目が集まっていましたが、結果的に0:50.964でフィニッシュし、優勝にはあと一歩届きませんでした。

これによって、室屋選手の今季3回目の優勝が決定しました!

前回順位を落としていた室屋選手は、再び総合ランキング2位に浮上し、首位のマルティン・ソンカ選手にあと4ポイントまで迫りました!


次回はいよいよレッドブル・エアレース2017シーズンの最終戦です!

最終戦は10月14日・15日(現地時間)、米国インディアナ州の「インディアナポリス・モーター・スピードウェイ」で開催されます。

チャンピオンを決める最後の熱い戦いに、ぜひご注目ください!


レッドブル・エアレース公式サイト(日本語)
http://www.redbullairrace.com/ja_JP

マイケル・グーリアン選手 チーム公式サイト(英語)
http://mikegoulian.com

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