
私達シーラスのセールスチームは、先週1週間、アメリカのミネソタ州ダルースで開かれた、シーラス社の「グローバル・セールス・ミーティング」(GSM)に参加してきました。
「シーラス特集」最後の4回目は、そのGSMの模様をお伝えしたいと思います。
シーラス社は1年に1度、各国の代理店を集めてGSMを開催します。開催地は毎年変わりますが、今回はシーラス本社のあるミネソタ州ダルースでの開催でした。
ダルースは五大湖のひとつスペリオル湖のほとりにある街で、真冬の今は気温が-20℃にまで下がります!冷凍庫の中にいるような寒さで、スペリオル湖の水も凍りついていました。
GSMでは、シーラス社の各分野のスペシャリスト達から、2015年モデルの最新情報や、今後の戦略・展望など、様々なテーマのプレゼンテーションがありました。
また、エンジン製造メーカーやアビオニクス製造会社から来た多彩なゲストスピーカーからも、興味深いお話を聞くことができました。
食事時には世界各国のセールスチームと交流する機会があり、各国の現状や今後のビジネスに関する有意義なお話ができました。
滞在中にはシーラス本社や工場を見学する機会もありました。これはダルース開催ならではの特権です!
さて、ここで今回のGMSで発表されたシーラスの2015年最新情報をいくつかお伝えしたいと思います。
まずは「SRシリーズ」(SR20/SR22/SR22T)について・・・
2015年モデルのSRシリーズは、昨年モデルと比較して大幅な変更はありません。しかし、機内で携帯電話などを充電できる「USB電源ポート」や、上空の強い紫外線から身を守る「UVカット仕様の窓」など、フライトを快適にする様々な装備が追加されました。
特急電車や旅客機では当たり前に見かけるUSB電源ポート。従来の小型飛行機には飛行に必要な最低限の装備しかありませんでしたが、私達のライフスタイルに合わせて進化を続けるシーラスSRシリーズには、目的地までの移動時間を快適に過ごすための便利な装備が年々追加されています!
そして、今回のGSMの目玉は、何と言っても「Vision SF50」(ビジョン SF50)に関する発表です!
シーラス社が開発中の小型単発ジェット機Vision SF50の全貌が、今回のGSMでついに明らかになりました!
この場でお伝えできる情報はまだまだ少ないのですが、公式発表に先駆けてVision SF50の秘密を少しだけお伝えしましょう!
SRシリーズはアビオニクスにガーミンG1000改良型を採用していますが、Vision SF50はさらに高性能なガーミンG3000を採用することになりました。
多くのビジネスジェットが採用しているガーミンG3000は、タッチスクリーンで操作が可能なため、複雑なジェット機のシステムも直感的に操作することができます。
さらにVision SF50は、SRシリーズにはないウェザーレーダーを搭載するなど、コックピットからフライトに必要なより多くの情報にアクセスできるようになりました。
今後もVision SF50に関する最新情報をどんどんお届けしていきますので、ぜひご注目ください!
全4回の「シーラス特集」にお付き合いいただき、ありがとうございました!