
みなさんこんにちは、鹿児島の整備担当です。
最近は本当に暖かくなってきましたね~、毎朝のバイク通勤が気持ちいいです。北国出身の私にとっては鹿児島の気温はむしろ暑いくらいです。最近やっと鹿児島の気候にも慣れてきましたが。
さて今回のブログでは、弊社が耐空検査を行っているダイヤモンド・エアクラフト社の「DA42NG」についてお話ししたいと思います。
5月4日から7日まで、カナダからダイヤモンド・エアクラフト社の教官(メカニック)が来日し、機体についての講習が行われることになりました(このブログを書いているときは2日目です)。
講習はもちろんすべて英語で行われています。私は英語は読めるものの、聞くのは苦手なので、英語の得意な先輩に横で通訳してもらいながらです。笑
英語って大切だなぁ…。と日々痛感しています。
今回の講習はサービスセンターの認定を取得するための講習で、私を含めて5名の整備士が受講しています。
初めてさわる機体なので、マニュアルを読みながら…。
また構造がグライダーのような作りになっているため、アルミ製の飛行機ばかりを触ってきた私にとっては、新しいことばかりで楽しく仕事しています。
このDA42NGの機体は、弊社が代理店を務めているシーラス社の機体と同じくFRP(Fiber Reinforced Plastic)という素材でできています。
機体の導電性を良くするために、塗装の下に専用のプライマー(下地塗料)が塗ってあります。またプラスチックは熱に弱いので、トップコートに塗る塗料の色も、黒などの熱が溜まりやすいものは使用が制限されています。
これは機体内部の写真ですが、グランドがとれるようにアルミのシールのようなものが貼られています。
これは、Main Landing Gear Strutのハイドロオイルの交換、エアアブリードをやっている様子です。
新世代の航空機とはいえ、航空機の基本は昔ながらです。
今後、弊社ではFRP製航空機の修理等も強みの1つにしていけるように準備を進めています。
私も新しいことをどんどん吸収し、立派な整備士を目指したいと思っています。今後とも宜しくお願いします!