
みなさま、暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
今週は、整備本部がブログをお届けします。
整備の仕事は、「空港にある格納庫で飛行機の整備をする」というイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
JGASは、整備だけではなく航空機輸入商社としての側面もあることから、航空機メーカーへ行って「航空機の領収」という仕事も行います。
そんなわけで、今まさに「航空機領収」のため、アメリカはミネソタ州ダルースに来ております。(トップの画像は、JGASが代理店をやっているシーラス・エアクラフト社の本社工場です)
航空機の領収とは、完成したお客さま向けの飛行機を受け取ることを言います。受け取る際に、注文した通りの仕様になっているか、不具合がないか、等の検査を行うのです。
検査を実施するのは、飛行機の整備士資格を有した社員です。
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翼の中まで詳細に点検を行います |
地上での検査が終わったあとは、実際に機体を飛ばして「飛行検査」を実施します。
オートパイロットやエアコン、航法装置といった、航空機に装備された各種機器が正常に作動しているかを確認します。
例えば、実際に失速させて、失速警報が鳴る速度や実際に失速する速度がマニュアルの規定通りになっているかも確認をします。
シーラスSRシリーズ特有の項目としては、ESP(Electric Stability Protection)という安全機能が搭載されていることから、50度程度まで機体を傾けて自動で30度バンクに戻るか、といったテストも実施します。
そして滞在中は、製造メーカーのスタッフとの会議も繰り広げられます。言語はもちろん英語…。
JGASの整備本部では、このような仕事を通して日本国内だけではなく、グローバルに仕事をしています。