いよいよ年の瀬。慌ただしくお過ごしのことと思います。運航本部長の山口です。
皆さんの今年一年は如何でしたでしょうか。弊社運航本部の2015年は9月3日の航空機使用事業許可の取得、10月1日の民間航空操縦士訓練学校の開校、11月13日の運航開始と、実に大きなイベントの多い年でした。
遥か昔のことのように感じますが、年初は運航関連規程類の調整を国土交通省航空局と始めました。同時に第1期生の募集を開始。3月末に応募を締め切り、大型連休を挟んだ4月~5月にかけて一次および二次試験を実施し、5月末には合格発表。6月からは航空機使用事業取得のための書類作りや航空局との調整。とにかく目の前の課題をひとつずつクリアしながら、何とか年末まで漕ぎ着けたというのが実感です。
これは私見ではありますが、私は「人は自分が思った通りの人になる」と思っています。昨年末の時点で、今の自分の置かれている状況を私は予想していました。途中の経緯は色々あったけれど、そして現状に小さな差異はあるけれど、概ね想像通りの自分が今ここに居ます。今やらなければならないこと、これからやらなくてはならないこと、それらを将来の自分から導き出すのは当たり前のことですが、解っていてもできないことは多い。それでも、概ね想像通りだという結果は、課題をそれなりに解決してきたからなのだと自負しています。
実は、このような「イメージの力(想像力)」はパイロットにとって非常に重要です。この言葉は「気づき」と言い換えてもいい。ある事柄に対して想像力を働かせること、気付くこと。行動を起こし、結果を予想すること、分析すること。民間航空操縦士訓練学校の訓練生たちは、2年後の自分を想像しているでしょうか。プロ・パイロットの卵として航空界で生きている自分を、この年末年始は存分に想像して欲しいと思います。
来年は、新年早々、4月入校予定のライセンス保持者編入制度による第1期生編入者の募集、民間航空操縦士訓練学校の第2期生の募集が始まります。大変な年になりそうです。
それでは皆さま、どうぞ、よいお年をお迎え下さい。