
みなさん、こんにちは。民間航空操縦士訓練学校担当の斉藤です。
第二期生の二次試験は、4/16日(土)の東京会場、4/17(日)の鹿児島会場にて、無事終了いたしました。
前回のブログでもお話ししましたが、民間航空操縦士訓練学校では入学試験を実施しています。真にプロとして安全運航を支えられるだけのスキルを備えた優秀なパイロットを航空界に送り出すことを目的にしているからです。
そのためには、真面目に物事に取り組み真剣に努力しようとする気持ち、決して甘い気持ちではなく心から航空界に羽ばたきたいと願う強い意志… これらを備えた訓練生に入校していただく必要があります。二次試験の面接では、このような受験生の強い意志を聞かせていただきました。
なぜ、パイロットになりたいのか。受験生の中には、子供の頃からの夢だったのでチャレンジしたい、パイロット職に憧れている、そう答える方がいます。安定した職を捨て挑戦する意気込みは素晴らしいとは思いますが、しかし、夢や憧れだけではプロにはなれません。
プロのパイロットは、それこそ定年退職するまでの何十年もの間、頻繁に繰り返される審査に合格し続けなければなりません。健康に留意し、航空身体検査証明も維持し続ける必要があります。そして、プロパイロットは審査に落ちれば飛べなくなる。 つまり仕事ができなくなります。
プロとは、子供の頃の夢に見た甘い憧れの存在などではなく、本当に厳しい自己との戦いに勝ち続ける存在なのです。
二次試験では、FTD(シミュレーター)を使用した操縦適性検査も実施しました。
これは、現時点での操縦技術を測るものではなく、「教官の指導を理解し、それを操縦に反映させ、短い間にどの程度の進歩が見られるか」(プログレス)を見る試験です。操縦経験の有無にかかわらず、公平に審査ができます。
受験生には、水平直線飛行・左右旋回飛行・上昇降下飛行などの基本的な動作を行っていただきました。
二次試験の合否の結果は、5月2日(月)にメールにてお知らせします。
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