
みなさん、こんにちは。いつも当ブログをお読みいただき、ありがとうございます。運航本部長の山口です。先日6月5日(日)民間航空操縦士訓練学校の合格者に対して、入校説明会(契約締結会)を東京の弊社人形町オフィスにて実施しました。
午前中は、教育訓練費(弊社では委任料と呼んでいます)の納付と受領の仕組みを詳しく説明。民間航空操縦士訓練学校では、2年間の訓練期間を6ヶ月毎の4期に分けて、訓練費用を前納していただく形式を採っています。訓練が始まれば、1ヶ月毎に精算し、前納委任料の残高をお知らせする仕組みです。お金の話は大切ですので、少し詳しくお話ししておきましょう。
民間航空操縦士訓練学校は全寮制を採っていますので、在学期間中の総費用は下図の通りになります。
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在学期間中は、教育訓練費以外にも生活費などがかかります |
そして、教育訓練費(委任料)は下図のとおり「固定費」と「変動費」に分かれています。実機訓練にかかる費用は、実際に使用した燃料の量などに応じて精算で確定します。
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固定費は飛んでも飛ばなくてもかかる費用、変動費は飛んだら飛んだ分だけかかる費用です |
変動費は月末締めの翌々月払い(請求)ですから、前納していただいた訓練費用は下図のように減っていきます。
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固定費と変動費の変化のようす |
固定費は入校時点で確定しますが、変動費は燃料価格の変動や実際の使用量(飛行時間や燃費に依る)に応じて変わるため精算払いとしているのです。効率良く訓練を実施し、計画よりも短い飛行時間で卒業できれば、変動費は余る可能性がありますが、民間航空操縦士訓練学校では余った変動費は全額お返しします。このような話を詳しくいたしました。
なお、第二期生の固定費(確定)は10,140,000円、変動費(予定)は10,860,000円です(総飛行時間263時間30分を予定)。民間航空操縦士訓練学校への入校を検討されている方は参考にして下さい。
そして、午後は契約書の読み合わせ。各条文を丁寧に説明しました。この契約書には午前中に説明した委任料の納付と受領についてはもちろん、不幸にして退学せざるを得なくなった場合などの委任料の返納についての条文も含まれています。
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弊社では、このような契約書を訓練生との間で交わします |
十分にご納得いただき、安心して訓練を受けていただくための入校説明会ですが、契約締結後には入校許可書の交付も行いました。
只野校長から入校許可者、ひとりひとりに入校許可書を手渡します。
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入校許可書を読み上げる只野校長 |
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ひとりひとりに交付しました |
こうして学校説明会は無事終了しました。民間航空操縦士訓練学校は、今年の10月に第二期生を迎え入れることになります。鹿児島フライトトレーニングセンターの教官も、そしてバックヤードを支える人形町オフィスのスタッフも、より安全で、より充実した訓練を提供できるよう日々奮闘しています。
今後とも民間航空操縦士訓練学校を宜しくお願いいたします。
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