
民間航空操縦士訓練学校の校長、只野です。
今月から訓練生(一期生)の募集を開始しました。さっそく応募を頂きましたが、パイロットを目指す皆さんの想いに応えるため、私どもは全力で準備しています。
パイロットになるために特別な運動神経や能力は必要ないと思っています。一般的な人間で十分(身体検査が必要なので健康でなければいけないけど)だと思っています。が、
訓練を受けて、ただ聞くだけ、教えてもらっているだけ、では進歩しません。自分から進んでやる想い、それなりに苦労もあり努力も必要です。
これはどの職種でも同じことと思いますが、特にパイロットは訓練費用がかかるため経済的にも無理がきますので、他の人と同じことだけをするのではなく、自分なりの効果的な方法なども考える必要があります。
また、飛行機を飛ばしているのは機長ですが、安全に飛ばすためには副操縦士の協力もあり、他の地上スタッフの協力もありますので、他の人たちと協力する想いがないといけないと思います。
仲間たち、整備士や他の地上のスタッフたちの協力があって安全に飛行できていることに感謝の気持ちを持って飛べるようになればいいですね。
そのため、訓練中には寮生活をしていただきます。他の仲間たちと共に考え、悩み、苦労を乗り越えて助け合いながら生活することが自分を形成していくものと思います。
当訓練学校では、入校時に自家用操縦士の学科試験合格を条件付けていますが、これは入校してからすぐに飛行訓練を始めるためと、あなた自身がどこまで本気でパイロットになろうとしているのかを見極めるためでもあります。
学科試験は航空法、気象、工学、航法、通信の5科目ですが、とりあえず過去問題を勉強すれば、おおむね合格できるでしょう。
そして、入学後の座学の中でそれらの内容を改めて勉強をすると更に理解が深まることと思います。
まずは、「自分はやる」との想いで、3月の自家用操縦士の学科試験にトライしてみませんか。
自家用操縦士国家試験は、平成27年3月14日(土)
申請書の受付期間は、平成27年2月5日(木)~平成27年2月13日(金)までとなっています。
平成27年3月期の航空従事者技能証明等の学科試験のお知らせ、過去問・解答は http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk12_000005.html を参照して下さい。