
運航ブログ担当の岡田です。今回は、事業用操縦士である私が、少し違った視点から民間航空操縦士訓練学校の特徴をお伝えしましょう。
民間航空操縦士訓練学校は、新品のシーラス機を使用する訓練や、経験豊富な操縦教官に教わる教育体制が魅力ですが、ベース空港が鹿児島空港であるということも大きな魅力です。
鹿児島空港は3000m✕45mの大きな滑走路を持ち、大型のエアライン機が頻繁に離着陸を繰り返します。当校の教室は、誘導路に面した場所に位置するため、その大型機を常に間近に見ることができます。
私自身、アメリカや日本の数々の空港で訓練を行った経験がありますが、JCABの事業用操縦士取得訓練は鹿児島空港で行いました。自分の夢であるエアライン機を見ることができる環境は、モチベーションの向上に非常に役立ちました。特に、訓練や勉強に行き詰まった時、教官からのお叱りを受けて辛い気分の時には、大きな励みとなりました。
手を振ると、時にはコックピットから手を振り返してくれるパイロットもいたりします。民間航空操縦士訓練学校の訓練生の皆さんは、そんな素晴らしい環境で訓練できるわけですから「いつかは自分もあの操縦席で飛行機を飛ばしたい!」、そんな熱い想いを忘れずに、絶対にパイロットになるんだという強靱な精神で、同期達と厳しい訓練を乗り越え、夢を叶えて下さいね。
――― 同じく運航ブログ担当の山口です。
民間航空操縦士訓練学校では、鹿児島空港を拠点として訓練を行いますが、連続離着陸訓練(タッチ・アンド・ゴー)などは鹿児島空港の滑走路を使用して実施できません。離発着の多いエアラインの邪魔になりますし、訓練効率が著しく低下するからです。
このため、特に自家用課程におけるタッチ・アンド・ゴーは、今のところ天草空港で実施する予定です。下の写真は、先々週、現地調査を実施した際に駐機場側から撮影したもの。民間航空操縦士訓練学校の準備は着々と進んでいます。ご期待下さい。
天草空港のターミナルを駐機場側から撮影(2015/2/1)