1. HOME
  2. JGAS AVIATION BLOG
  3. パイロット
  4. 那覇空港へのフライト

那覇空港へのフライト

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
那覇空港へのフライト

みなさんこんにちは。JGAS操縦教官の中村です。
鹿児島はだんだんと過ごしやすい気温になってきましたが如何お過ごしでしょうか?

さて、先日鹿児島空港から那覇空港にIFRでフライトをしてきました。その様子を少しご紹介したいと思います。

機体はシーラスSR22T、オーナー様の機体です。

ブログにご協力いただいた、オーナーYK様本当にありがとうございます。


一日目は、鹿児島空港を17時頃に出発しました。

出発が遅いと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、SR22Tはなんと・・・速度が180KT(約320Km/h)以上出る、シーラスのSRシリーズで一番速い機体なんです!

小型のピストン単発機でこの速度が出るのはまさしく「暴れ馬」といっても過言ではないかもしれません。


鹿児島空港の天候は快晴。まったく問題無い天気でした。

しかし、薩摩半島をぬけたあたりから、雲がポコポコ、べったり。IFRの飛行には問題無い天候ですが、これがまたまた神秘的なのです。

自家用機で飛行中の景色
(安全十分考慮して撮影を行っています)

旅客機に乗っているときに見えるのは窓からの景色で、それもまた素晴らしいものですが、コックピットから約180°のパノラマで見る景色はパイロットだけの特権かもしれません。出発が17時頃でしたので、上空でもっと素晴らしい景色が見れましたよ。

日の入りです!

ホントに癒やされる・・・。訓練や仕事を頑張ってきてよかった~なんて思える瞬間です。

自家用飛行機で見る日の入り
 
自家用飛行機で見る日の入り
(安全十分考慮して撮影を行っています)

これからパイロットを目指す方や、今現在訓練をしている方は、辛いとき苦しい時があるかと思います。しかし、パイロットになると、この写真のような景色を特等席で見られるようになります。絶対に諦めないよう努力して頑張ってください!!


さて、巡航高度は1万6000フィート。酸素を吸いながらの飛行です。

シーラスSR22Tは、2万5000フィートまで上昇できる機体なのです。小型のピストン単発機(与圧無し)で?!と驚いてしまいますよね。

今回の巡航諸元がまたすごい!!

Power79%で少し向かい風でしたが、GS187Kt(約330 Km/h)。TASは197ktです。速いです・・・。

シーラスSR22Tのコックピット
(安全十分考慮して撮影を行っています)

那覇空港周辺には少し積雲系の雲があったため、雲に入らないよう管制機関と交信をして、雲をよけさせてもらいました。所々雷も見えていました。

那覇空港は、自衛隊、民間旅客機、使用事業機、自家用機で大変混み合う空港です。

忙しい空港では、小型機の場合、待機させられるのが一般的ですが、さすが那覇空港管制官です。

色々な航空機を管制誘導しているおかげか、絶妙なタイミングで進入許可を出してくれて、待機されることもなくランディングできました。管制官の皆様Good Job!!!です。(上から目線で申し訳ありません・・・)

19時30分にランディングをしてスポットイン。時間を見るとなんと飛行時間2時間20分。

もっとかかるかな?なんて思っていたのですがやはりSR22Tは速いですね。


那覇空港の小型機スポットは、ターミナル側より滑走路を挟んで反対側にあります。そこには、海上保安庁や航空隊、使用事業会社の格納庫があります。

そこから空港の外へ出る方法としては、海上保安庁と航空隊の格納庫の間にある12番ゲートから出る方法と、空港内送迎サービスをしている使用事業会社にお願いする方法があります(有料)。

大きな空港は外に出るのも大変ですね。

那覇空港

空港を出たのは給油を済ませて20時過ぎ。

ホテルにチェックインをして、沖縄料理を堪能して、次の日の朝のフライトに備えて就寝。


次の日の朝8時30分に離陸し、IFRで鹿児島空港まで帰投。

帰りはなんと2時間3分の飛行時間でした。

追い風の関係とはいえ2時間で鹿児島まで帰れる機体SR22T。

本当に速くて素晴らしい機体ですね!


宣伝ですか?と言われそうですが・・・はい。宣伝です。

でも、本当に素晴らしい機体だと思います。


シーラス社が販売している航空機には、単発ピストン機SR20、SR22、SR22Tと、単発ジェット機Vision SF50の計4機種があります。いずれの機種も性能が素晴らしく、快適で、パラシュートがついていて安全性も高いのが魅力です。

だからこそパイロットとしては学ぶべき項目がたくさんあります。

今回のように高々度を飛行する際には、酸素が必要であったり、機体の限界事項が変わってきたりと、普段の飛行と違う点が様々あります。

ハイ・スペック機に乗るのは素晴らしいことですが、地上で飛行規程や航空医学をしっかり勉強しておかなければなりません。

小型飛行機を飛ばすパイロットの方々は、今一度、飛行規程や航空医学の勉強をして安全に飛行できるよう知識の向上をしてみては如何でしょうか?

JGAS操縦教官 中村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

CONTACT

お問い合わせ

メールでのお問い合わせ

機体

航空機販売、整備などについてはこちらからお問い合わせください

航空機部品販売

販売中の部品やオンラインショップについてはこちらからお問い合わせください

フライトスクール

操縦訓練についてはこちらからお問い合わせください

保険

JGAS保険サービスについてはこちらからお問い合わせください

その他のお問い合わせ

その他のご不明点についてはこちらからお問い合わせください

お電話

03-5778-5285

受付時間 9:00~18:00
(土日・祝日除く)