
鹿児島空港の北東10マイル付近には霧島連峰がそびえています。写真は今年の2月13日に撮影いたしました。高度は約8000フィートからの絵です。
手前の山は高千穂峰、真ん中に少し低いのが新燃岳、奥の山頂に雲が少しかかっているのが韓国岳です。この辺では一番標高が高く5578フィートあり、昔この山が高いので山頂から韓の国まで見えるほど高い山ということで、名付けられたそうです。
二三日前に鹿児島にも雪が降ったので薄っすらと雪化粧しています。私は関東生まれ、関東育ちなので鹿児島に雪が降ったのでいささかびっくり、鹿児島の冬の寒い日は関東よりも寒い日があると実感しました。
ではここでちょっと、霧島連山についての豆知識を。
霧島連山は、宮崎・鹿児島県境に位置する加久藤(かくとう)カルデラの南縁部に生じた玄武岩・安山岩からなる小型の成層火山・火砕丘等であり、20を超える火山体が識別できる。成層火山としては甑岳、新燃(しんもえ)岳、中岳、大幡山、御鉢、高千穂峰などがあり、火砕丘としては韓国岳、大浪池などがある。御池はマールである。山体の大きさに比べて大きな火口をもつ火山が多い。また、大浪池、大幡池、御池、六観音池など多くの火口湖がある。
有史以降の活動は、主に御鉢と新燃岳で噴火を繰り返してきた。御鉢は霧島火山中、最も活動的な火山であるが、1923(大正12)年の噴火以降は噴火の記録はない。新燃岳では2008年から2010年にかけ小規模な噴火が続き、2011年に本格的なマグマ噴火が発生した。霧島連山の南西側山腹には温泉・地熱地帯が存在し、かつてえびの高原の硫黄山では噴気活動が活発であった。
構成岩石のSiO2 量は49.6~66.9 wt.%です。
この豆知識は、民間航空操縦士訓練学校の気象の座学資料からの抜粋です。
ではまた、気に入った写真が撮れたらブログにアップします。
掲載写真:安全には十分注意をして撮影しております。