
鹿児島空港から種子島空港に計器飛行訓練で向かうときに、桜島の火口のすぐ横を通ることになります。
私たちが計器飛行の訓練に使用している機体はシーラスSR20、単発の小型機なので、ルートの一番低い高度を選んで飛行します。性能的にあまり高高度を飛行できない現実はありますけれども。おかげで写真のようにすぐ近くで火口を覗き込むことができます。
ただし訓練生は計器飛行の練習で視界を制限して操縦しているので、見ている暇はないでしょうし、右席の教官からは、左側の火口は覗き込むことはできません。そこで後ろの席に乗っている、見張り担当の私は、ゆっくり観察することができるのです。
今日(2017年12月14日)は風も弱く天気がよく、桜島の活動も落ち着いているので、火口に煙が満ちて漏れ出しているように見えました。桜島の南側に火口がありそこから噴煙が出ているのがわかります。
一枚目の写真は、ナスワンディパチャーで鹿児島ボルタックに到着して、巡航高度6000ftで種子島に向かうところの桜島の写真です。二枚目の写真が桜島の横を通ったときの写真です。
毎日の訓練は厳しいものもありますが、このような普段見られない光景を見ることができることは、すばらしい経験をしている実感があります。
※安全には十分配慮して撮影しております