今年もアメリカのウィスコンシン州オシュコシュで、世界最大級の航空イベント「EAA AirVenture Oshkosh 2017」が開催されました!
世界中の航空機メーカーや部品メーカーが製品を展示するため、ビジネスチャンスを探す各国の業界関係者が大挙して押し寄せます。小型機のメーカーが多数ブースを構えることから、自家用機の購入を検討している方にとっても絶好の機会です。
また、既に自家用機をお持ちの方にとっては、パイロット仲間と交流できる貴重な機会になるのですが、さすがアメリカ、会場となる空港にご自身の飛行機で飛来される方がたくさんいらっしゃいます!
このほか、企業が展示する飛行機や、エアショーのために集まった飛行機など、大小さまざまな飛行機が大挙して押し寄せるため、EAA AirVenture Oshkoshの期間中、ウィットマン・リージョナル空港の離発着数はシカゴ・オヘア空港やアトランタ空港に匹敵し、世界一忙しい空港のひとつになります。
「世界一忙しい管制塔」という横断幕が掲げられています |
ビジネスマンやパイロットの方だけでなく、家族連れの航空ファンなど、たくさんの人が訪れて、イベントは連日大盛況でした。
弊社が日本総代理店を務める航空機メーカーのシーラス・エアクラフト社とテクナム社も、それぞれブースを出しました。
シーラス社のブースでは、SRシリーズとVision Jetが展示され、グッズショップも展開されました。
やはり一番人気はVision Jetです!新開発のコックピットシステム「Cirrus Perspective Touch」を体験しようと、たくさんの人が列を作りました。
先日行われたレッドブルエアレース第5戦で3位になったマイケル・グーリアン選手も、トロフィーを持って駆けつけてくれました!
シーラス社はグーリアン選手のスポンサーになっており、レース機にはシーラス社のロゴが入っています。また、シーラス社は内装・外装を特別にカスタマイズしたSR22Tをグーリアン選手に提供しています。
それがこの機体!毎年デザインが変わりますが、今年は鮮やかな赤を基調にしています。機番は、グーリアン選手のゼッケンナンバー99と、お名前のイニシャルが元になっています。
エアレースの開催期間以外は、この機体でご家族とフライトを楽しんでいるそうです。
今後もエアレースでのご活躍をお祈りいたします!
シーラスSRシリーズは訓練機としても高い評価を得ています。
今回オシュコシュでは、パイロット養成課程があるサザン・ユタ大学、ウェスタン・ミシガン大学、セント・ルイス大学がブースを構えて訓練機を展示しました。
SRシリーズは、このほかにも様々な訓練機関に採用されています。詳しくはこちらのページをご覧ください。
さて、弊社が日本総代理店を務めているイタリアの航空機メーカー「テクナム社」のブースに目を向けると、こちらでも、たくさんの航空機が展示されていました。
4人乗りの単発機「P2010」はエンジン(Lycoming IO-390 215 HP)と共に展示されていました。
2種類のエンジン(Lycoming IO-360 180 HP or Lycoming IO-390 215 HP)、2種類のプロペラ(固定or可変ピッチ)、3種類のアビオニクス(Garmin G500, G1000, G1000Nxi)を選択できるユニークな機体です。
弊社が販売を行っている4人乗りの双発機「P2006T」も展示されていました。
P2006Tは、米航空宇宙局(NASA)の実験機に選定されているため、NASAのブースでも紹介されています。先日テクナム社が2機目の実験機を納入したことは、弊社のブログでもお伝えしました。
今後も各方面での活躍が期待されます!
2017年のEAA AirVenture Oshkoshは大盛況のうちに幕を閉じました。
来年のイベントもリポートいたしますので、ご期待ください!
※画像はCirrus Aircraft社、Tecnam社のFacebookより