米国ユタ州にあるサザン・ユタ大学が、プロパイロットコースの単発訓練機としてシーラスSR20を導入しました。
スクールカラーの赤に塗装された10機が納入され、アメリカ西部の大自然の中でミッションをスタートさせています。
サザン・ユタ大学航空プログラムのディレクターであるMichael Mower氏は、シーラス機の最も素晴らしい点として、緊急用パラシュートシステム「CAPS」を挙げています。
“万が一墜落事故が起こった際にも命が助かるパラシュートシステムを搭載したシーラス機は、学生の命を預かる訓練機としては最適で、親御さんにとってもサザン・ユタ大学の訓練プログラムへの参加を後押しできる一因になる”とMower氏は述べています。
また、同校の校長であるScott L Wyatt氏は、シーラス機がエアラインの運航を想定した訓練ができる最新のコックピットシステムを備えている点について触れ、“シーラス機の導入によって、サザン・ユタ大学は世界で最も高度で安全なトレーニングを提供できるようになるだろう”と期待を込めています。
サザン・ユタ大学は、スカイウェスト航空と提携してキャリアパスを形成し、同社からの奨学金制度を設けたことで、固定翼コースの入学希望者が300%も増加したそうです。
アメリカではサザン・ユタ大学のほかにも、パデュー大学やセントルイス大学といった名門校の航空学科が、シーラスSRシリーズを訓練機に採用しています。
世界的にパイロット需要が高まる今、シーラス機の無比の安全性と最新鋭のシステムが、各校のプロ・パイロット養成プログラムに寄与することを願うばかりです。
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