シーラス・エアクラフト社の共同創業者兼CEOであるDale Klapmeier氏が、全米航空協会から、Vision Jetの成功を称える「ロバート・J・コリアー・トロフィー」を授与されました。
コリアー賞は米国の航空宇宙技術分野において最も権威のある賞です。
1911年に創設された歴史あるこの賞は、前年度、米国において、航空/宇宙機の性能・効率・安全性を向上させる最も大きな成果を収めた人物や技術を称えるものです。過去には、オーヴィル・ライト、アポロ11号のクルー、ボーイング747(の製造開発チーム)、国際宇宙ステーションのチームなど、錚々たる面々が同賞を受賞しています。
シーラスVision SF50(通称:Vision Jet)
Vision Jetは、緊急用パラシュートシステムを搭載した、世界初の単発ジェット機です。
緊急用パラシュートシステム「CAPS」は、シーラス社の単発プロペラ機「SRシリーズ」に標準装備されている画期的な安全装置です。機体の重量やエンジンの位置など、課題が山積していましたが、シーラス社はそれをVision Jetに搭載することに成功しました。
これはジェット機の設計と開発における重要なマイルストーンであり、これまで想像もつかなかったレベルと速度で、機体の安全性を変えることを意味します。
また、Vision Jetは、エンジンを一基しか搭載しない単発ジェット機としての数少ない成功例です。
そして、SRシリーズなどの自家用プロペラ機と同じような感覚で所有でき、オーナー自身が自家用免許で操縦することも可能な「パーソナルジェット」という、旅客機ともビジネスジェットとも違う新たなカテゴリーを創出したことも、Vision Jetの功績のひとつです。
航空界に新たな歴史を刻んだVision Jetが栄えある賞を受賞できたことを誇りに思うと共に、Vision Jetの開発チームに最大級の賛辞をお贈りします。
Vision Jet の詳細については、CIRRUS JAPANの公式サイトでご紹介しています。
日本においては、株式会社Japan General Aviation Serviceが代理店となっており、予約を受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
今後もJGAS AVIATION BLOGでは、Vision Jet に関する様々な情報をお伝えしてまいりますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします!