
いつも当ブログにお付き合いいただき、ありがとうございます。民間航空操縦士訓練学校担当の斉藤です。
先週の春の嵐で、桜はすっかり散ってしまったようですが、皆さん、お花見は楽しまれましたか?
さて、先月末に募集を締め切った民間航空操縦士訓練学校 第二期生についてですが、おかげさまで定員を超えるたくさんの応募がありました。
受験生の皆さんには、4月5日(火)までに各地のテストセンターで一次試験を受けていただき、先週末の4月8日(金)には、その合格発表を行っています。
学校説明会に参加した方、また募集要綱をしっかりと読んだ方なら解るかと思いますが、今回のテストセンターでの一次試験は、学力を問う試験ではなく、簡単な計算や文章読解問題により基礎的な思考能力を測るものです。併せて、心理適性検査も実施しました。
この試験を受けるには、受験生自らが会場と日時を指定してテストセンターに予約を入れなければなりません。自分の都合に合わせて試験を受けられるメリットがある反面、中には、このような手続きを煩雑だと思う方もいるかもしれません。社会人であれば平日の受験が困難な方も多いでしょうから、より周到に計画を立てる必要があります。
じつはこれも試験の一部なのです。プロパイロットになるためには、自ら進んで問題を解決していく能力も求められます。このような能動的な姿勢も、選考の中では重要な要素になります。
そもそも、民間航空操縦士訓練学校がこのような入学試験を設けているのはなぜでしょうか。
希望者を誰でも受け入れるわけではない、その理由とは、単に航空従事者技能証明(ライセンス)を取得させることが当校の目的ではないからです。
ライセンスの取得=プロパイロット、ではありません。
民間航空操縦士訓練学校は、真にプロとして安全運航を支えられるだけのスキルを備えた優秀なパイロットを航空界に送り出すことを目的にしています。
そのためには、真面目に物事に取り組み真剣に努力しようとする気持ち、決して甘い気持ちではなく心から航空界に羽ばたきたいと願う強い意志・・・これらを備えた訓練生に入校していただく必要があるのです。
一次試験に合格された方は、4/16(土)の東京会場、または4/17(日)の鹿児島会場で、二次試験を受けていただきます。
二次試験では「操縦適性検査」と「面接」を実施します。
操縦適性検査は、将来的な可能性を探るためのものであって、受験時の操縦能力を評価するわけではありませんから、操縦に関する予備知識や経験は不要です。面接も、就職面接ではありませんから、素直に答えることが大切です。まずは力まず、落ち着いて、平常心で挑むこと。この能力もパイロットにとっては大事なスキルだと言えるでしょう。
二次試験に挑まれる皆さん、4/16日(土)は東京で、そして4/17(日)には鹿児島でお会いしましょう!スタッフ一同、皆さんにお目にかかれることを心よりお待ちしております。